-40℃極寒のハルビン 中国であって中国でないような。
特に用事はなかったが、マイナス40℃の世界を体験してみたかったのと「ハルビン」という日本史の授業でしか聞かない響きにロマンを感じて気付いたら航空券を買っていた。
格安の中国東方航空に乗り、北京での乗り継ぎ含め8時間でハルビンの大平国際空港に到着。航空券の値段は往復で33000円(安い!)。
寒さを覚悟して防寒装備バッチリで空港の外へ。
出た途端、「黑车(hei che)」といわれる違法タクシーのおっちゃんたちにいきなり話しかけられる。
聞いてみると、空港から市内まで乗って行かないか?とのこと。
200元というぼったくり価格を提示されたが車内で150元に負けてもらい車を40分ほど走らせ中心地に。スーツケースがトランクに入りきらなくてドアが閉まらず、そのまま開けっぱなしで走り出そうとした時はさすがに怒って無理やり後部座席に入れてもらった。
そんなこんなで市内中心地へ。
景色を見てわかるように、中国感丸出し!ではない。
どちらかというと建物や街のつくりにヨーロッパ的な雰囲気を感じる。ロシアにほど近いだけあって、そこらじゅうにマトリョーシカやロシア物産展、ボルシチ料理屋が並ぶ。
↑I♡HARBIN こんな調子でたくさんいる。
かと思えばやはりここは中国。街のエネルギーというか、声量というか、中国そのものだった。そこらじゅうで羊肉の串焼きが路上で売られ、通行人は道に唾を吐き(これはやめてほしい)、それぞれに他人を気にしない人たちがひしめいている。
そんな中でひときわ目立つ売り物が。どうやらハルビン名物のスイーツらしい。
(実際めちゃくちゃでかい。食べきれない)
いろんなフルーツを氷でガチガチに凍らせたアイス。
夏に食べたらそりゃもうひんやりして美味しいだろうなと思う。
ハルビンの人は-40℃の外気の中でもガリガリ食べてた。
アイスと同じくらい路上で売りまくっているのが、ソーセージ(これまた特大サイズ)。これはかなり美味しかった!ジャパニーズの口にも合うジューシーなお肉。屋台の激安のもの~高級っぽい百貨店のお土産まで、ハルビンはとにかくお肉お肉アンドお肉で売り出していた。
言われてみれば、ハルビンの人(というか東北地方の人?)はもれなく体格がゴツい。まず華奢な人は見なかった。寒い気候に体を順応させるためだろうか。
夜は繁華街の「中央大街」ほど近くの激安ホステルに泊まる。
5泊6日で10000円という安さ。もちろん安さの代償がすごかったが、いろいろとおもしろい場所だった。また後ほど書く予定。
長くなってきたのでハルビン到着編はここまで。
読んでいただきありがとうございました(^^)