昔の新聞記者は何をモチベーションにしてたんだろう
知り合いに勧められて読んでる本がなかなかおもしろい
『新聞と戦争』朝日文庫
戦時下の朝日新聞がどんな体制で取材をしていたか、とか朝日の記者が何を考えて日々過ごしていたか、っていうことがとにかく細かく書かれてる。
今でこそ色々言われてるけどやはりエリート層が読む/書く新聞なんだなと改めて。
しかし1つ気になったのが、戦時下で記者たちは何をモチベーションに(どんな志をもって、の方が近い?)仕事をしてたんだろうということ。
政府の強い規制のもと、「真実を伝える」っていうジャーナリズムをどう貫き通してたんだろうか?もしかしたら、そこは考えずにエリート広報機関としての役割を全力で担っていたのかもしれない。
日本統治下の朝鮮半島に朝日の臨時支局があった。
そこに駐在した記者は、赴任当初に「日本の統治下だからそこの朝鮮人は日本語を話せる」と当たり前のように思ったらしい。
正直、驚いた。多角的に物事を見る記者がナチュラルにこう思っていたことに。
そして、その記者は「検閲に引っかかるようなことは書けなかった」とも後に話している。
何のために書いていたんだろう?
自分がその時代に生きていた訳ではないから完全に同じように考えることはできないが、純粋に疑問。
同じ職業でも、時代が違うと目指すもの違うのだろうか。謎。
上野動物園がイカしてる
今日は9/1。
学校行きたくなさすぎて押しつぶされそうな子もいるんだろうな。
人間関係がうまくいってなかったり、いじめ(いじりも)られてたらなおさら。
そんな中で、上野動物園のツイートのセンスが光ってると話題に
「逃げ場なければいらっしゃい」
「人間社会なんぞに縛られないたくさんの生物があなたを待ってます」
「敵から逃げる時は一目散に水の中に飛び込むバク」
誰が考えたんだろうな、これ
こういうセンスと志を持って仕事したいものだなあ。
教員の労働を考える
企業だったら大問題の労働時間が、教員だとまかり通る。
その労働を拒否すると、教員としての根本的な信条を疑われたりするんだろうな。
1人の負担が大きすぎて、授業の質を下げざるをえない状況。それはかえって生徒にとってマイナスでは?
新しく人を雇用する、タイムカードを導入する、などなど解決に向けて議論はされてるけど、根本的な解決にはどうすればいいのか?教育発展国も同じ状況なのか?
-40℃極寒のハルビン 中国であって中国でないような。
特に用事はなかったが、マイナス40℃の世界を体験してみたかったのと「ハルビン」という日本史の授業でしか聞かない響きにロマンを感じて気付いたら航空券を買っていた。
格安の中国東方航空に乗り、北京での乗り継ぎ含め8時間でハルビンの大平国際空港に到着。航空券の値段は往復で33000円(安い!)。
寒さを覚悟して防寒装備バッチリで空港の外へ。
出た途端、「黑车(hei che)」といわれる違法タクシーのおっちゃんたちにいきなり話しかけられる。
聞いてみると、空港から市内まで乗って行かないか?とのこと。
200元というぼったくり価格を提示されたが車内で150元に負けてもらい車を40分ほど走らせ中心地に。スーツケースがトランクに入りきらなくてドアが閉まらず、そのまま開けっぱなしで走り出そうとした時はさすがに怒って無理やり後部座席に入れてもらった。
そんなこんなで市内中心地へ。
景色を見てわかるように、中国感丸出し!ではない。
どちらかというと建物や街のつくりにヨーロッパ的な雰囲気を感じる。ロシアにほど近いだけあって、そこらじゅうにマトリョーシカやロシア物産展、ボルシチ料理屋が並ぶ。
↑I♡HARBIN こんな調子でたくさんいる。
かと思えばやはりここは中国。街のエネルギーというか、声量というか、中国そのものだった。そこらじゅうで羊肉の串焼きが路上で売られ、通行人は道に唾を吐き(これはやめてほしい)、それぞれに他人を気にしない人たちがひしめいている。
そんな中でひときわ目立つ売り物が。どうやらハルビン名物のスイーツらしい。
(実際めちゃくちゃでかい。食べきれない)
いろんなフルーツを氷でガチガチに凍らせたアイス。
夏に食べたらそりゃもうひんやりして美味しいだろうなと思う。
ハルビンの人は-40℃の外気の中でもガリガリ食べてた。
アイスと同じくらい路上で売りまくっているのが、ソーセージ(これまた特大サイズ)。これはかなり美味しかった!ジャパニーズの口にも合うジューシーなお肉。屋台の激安のもの~高級っぽい百貨店のお土産まで、ハルビンはとにかくお肉お肉アンドお肉で売り出していた。
言われてみれば、ハルビンの人(というか東北地方の人?)はもれなく体格がゴツい。まず華奢な人は見なかった。寒い気候に体を順応させるためだろうか。
夜は繁華街の「中央大街」ほど近くの激安ホステルに泊まる。
5泊6日で10000円という安さ。もちろん安さの代償がすごかったが、いろいろとおもしろい場所だった。また後ほど書く予定。
長くなってきたのでハルビン到着編はここまで。
読んでいただきありがとうございました(^^)